環境への取り組み

環境方針/環境マネジメント

環境への日医工の考え

環境マネジメントシステム

当社は、環境マネジメント委員会(委員長:CSR・ESG担当取締役)を設置し、自主的に環境保全に関する取り組みを進め、環境に関する方針や目標を自ら設定し、この達成に向けて尽力しています。
「日医工グループ企業行動憲章」「日医工グループ役員・社員行動基準」の理念に則り、環境マネジメントの実践を通じて、事業活動に伴う省資源化および環境負荷の低減を積極的に推進します。これによりESGにおけるE(環境)の改善向上を図り、ひいてはSDGs(持続可能な開発目標)を推進させ、当社のサステナビリティ(持続可能性)を強化します。
さらに当社は、国内製造拠点において、ISO14001の規格に沿った環境マネジメントシステムを構築し、2017年6月に自己適合を宣言、以降規格への適合を維持しています。※ ISO14001の規格書に明記されている正式な方式に沿って環境マネジメントシステムを自組織で構築し、自社の責任においてISOの国際規格に適合していることを監査し、適合していることを宣言すること

環境理念

当社は、地域および地球規模での環境保全の重要性を深く認識し、当社の医薬品製造に関わるすべての活動において、下記の指針を掲げて環境調和型社会の実現に努めます。

行動指針
  • 生産活動ならびに環境活動を通じ、健全な環境の維持向上、汚染の予防、および各事業所固有の環境保護に努めます。
  • 次の①~④を踏まえた環境目標を設定し、活動します。
    • ①使用する化学物質を適正に管理します。
    • ②大気・水質への環境負荷を削減します。
    • ③3R(リデュース、リユース、リサイクル)の推進により、最終処分廃棄物を削減します。
    • ④省資源、省エネルギーを推進します。
  • 環境に関する法規制要求事項等の順守義務を満たすとともに、関連する社会的要求を尊重します。
  • 環境パフォーマンスを向上させるためのEMSの継続的改善を実施します。
    • ●本方針を文書化した情報として維持します。
    • ●各事業所の社員および各事業所で働くすべての人に伝達します。
    • ●本方針を利害関係者が入手できるようにします。
    ※ EMS:Environmental Management System

気候変動(二酸化炭素排出量の削減)

灯油からLNGへの燃料転換

富山第一工場において、従来燃料として使用していた灯油を環境に優しい燃料であるLNGへ転換しました。また、この燃料転換に伴い、構内の既存灯油ボイラーを高効率ガスボイラーに更新しました。(2021年2月工事完了、3月運用開始)
他方、再生可能エネルギーの利用推進(下段に記載)も併せ、日医工の基幹工場である富山第一工場におけるCO2排出量の約30%を削減できる見込みです。

LNG貯槽(100kℓ貯槽×2基)
計18基のガスボイラーを新設
エネルギー使用合理化の取り組み

富山第一工場のみならず、日医工の国内各拠点でも、設備の運用改善や最新式設備への更新など、エネルギー使用合理化に資する省エネ対策を実施しています。

富山第一工場
エコカーの導入推進

業務用車両に、燃費性能の優れたハイブリッド車を導入しています。今後、走行時にCO2を一切排出しない電気自動車の導入を検討しています。

社有車エコカー比率

再生可能エネルギー

CO2フリー電力の購入

地球温暖化防止の観点から、富山第一工場において2021年4月より、発電時にCO2を排出しない、再生可能エネルギー電源(水力発電)に由来する電力の使用を開始しました。

水資源

製造工場では、事業活動で「上水」「工業用水」「地下水」などを取水し使用しています。水は地域共有の貴重な資源であり、有効に使用する必要があります。生産工程で排出される温廃水の再利用や、冷却水の循環使用など、水資源の再利用および使用量の低減に努めています。
現在、複数の工場で製造棟の増築や設備の増設を行っており、それらの稼働に伴い水資源投入量は増加する見込みですが、生産工程で排出される温廃水の再利用や冷却水の循環使用などにより、水資源の再利用および使用量の低減に努めます。

水資源投入量

総排水量

愛知工場の取り組み | 温廃水再利用システムの構築(ボイラー給水系統への利用)

愛知工場において、ボイラー給水の加温に、生産工程から排出される高温廃水が持つ熱エネルギーを利用するシステムを構築しました。(2021年3月期工事完了、運用開始済み)本対策により、燃料消費量、CO2排出量の削減が期待できます。
また、本システムにより、生産廃水を浄化して構内の給水系統へ接続、再利用することが可能となり、単に熱エネルギーを回収、利用するだけでなく、水資源投入量を削減することもできます。

愛知工場

廃棄物/再資源化

廃棄物の3R活動

当社は、事業活動で発生する廃棄物の3R活動に取り組んでいます。
3Rは、Reduce(リデュース)・Reuse(リユース)・Recycle(リサイクル)の3つの英語の頭文字を表し、その意味は次のとおりです。

3R活動とは、上記の3つのRに取り組むことでごみを限りなく少なくすること、ごみの焼却や埋立処分による環境への悪影響を極力減らすことを目的とし、また限りある地球の資源を有効に繰り返し使う社会(=循環型社会)をつくろうとする活動です。

製造工場においては、廃プラスチック(原料容器など)の有価売却を伴うリサイクル処理や、ガラス瓶(試薬瓶)の回収・リサイクルに取り組むなど、廃棄物処理コストの削減も進めています。

リサイクルする原料容器
廃棄物の運搬・処理確認

すでに取引を行っている廃棄物運搬業者、処理業者、最終処分業者に対し、法令遵守状況、契約履行状況、許認可状況、実際の処理状況などを書面ならびに実地にて定期的に確認しています。また、これから新たに取引を開始する際、新規の業者に対しても同様の確認を行います。

処理施設・工程確認の様子
減容後の廃棄物(発泡スチロール)
ゼロエミッション

2020年3月期には当社工場から1,862トンの廃棄物が発生し、そのうち563トンの廃棄物が最終埋立処分されました。これは最終埋立率では約30%となります。当社では「最終埋立率1%以下」をゼロエミッションと定義し、全製造工場から発生する廃棄物の最終埋立率を1%以下とすることを新たな目標に掲げました。現在、各製造工場においては、環境負荷低減に向けた廃棄物のリサイクル化に鋭意取り組んでいます。
※最終埋立率 =(一般・産業廃棄物最終埋立量)÷(廃棄物総排出量)×100

ゼロエミッション目標

静岡工場の取り組み | 全工場に先駆けてゼロエミッションを達成

静岡工場では、廃棄物のリサイクル化を進め、全工場に先駆けてゼロエミッションを達成しました(2020年3月期実績:0.23%)。今後、静岡工場の取組事例を他工場にも展開し、全社でのリサイクル化を推進します。
当社は、今後もリサイクル化を推進し、廃棄物の再資源化を目指し、循環型社会の実現に向けて廃棄物の管理を徹底します。

静岡工場

化学物質

事業活動において使用する特定化学物質は、PRTR制度※に準拠し適切に管理しています。
2020年3月期のPRTR制度への対応として、富山第一工場において、特定化学物質の移動量・排出量の報告を行いました。
●代表的な特定化学物質:アセトニトリル
●2020年3月期排出量:6,082kg
今後も取扱量・排出量の管理に努めます。
※PRTR制度:有害なおそれのある化学物質が事業所外へ排出・移動される量を事業者が国に届け出をし、国が排出量・移動量を集計・公表する制度

特定化学物質排出量・移動量

大気汚染物質

製造工場においては、ボイラーの安定稼働によって排出ガスが環境基準値内の水準を維持するよう努め、定期的なガス測定により環境基準を満足していることを確認しています。
富山第一工場において、灯油からクリーンな燃料であるLNGへ転換することにより、NOx(窒素酸化物)、SOx(硫黄酸化物)の排出量低減を実現します。

NOx 排出量

SOx 排出量

生物多様性

環境配慮型製品の取り組み

PTP包装製剤について、PTPシートサイズの小型化・薄肉化による廃棄シートの減量化に取り組んでおり、資源の有効活用、廃棄物削減を図っています。現在、新規発売品目のうち、小型化・薄肉化が可能なPTP包装製剤に対して順次採用しています。
今後は、新規発売品目に対し引き続き採用するとともに、従来発売品目に対しても採用を検討します。
また、当社製品の包材や容器については環境配慮型素材の活用検討を進め、環境負荷低減を目指します。

PTPシートサイズ小型化の一例

美化活動

定期的に工場周辺の美化活動を実施しており、地域の環境保全維持に努めています。

備品(文房具など)のグリーン購入

グリーン購入とは、物品の購入の必要性を考慮し、環境負荷の小さい製品を、環境負荷の低減に努める事業者から購入することをいいます。当社では、社内の備品(文房具など)を対象にグリーン購入促進運動を推進しています。

美化活動の取り組み状況
富山第一工場(写真)、静岡工場などでISO環境活動の一環として毎月実施しています。