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ジェネリック医薬品について

2018.12.10

監修昭和大学薬学部 客員教授 倉田 なおみ先生

ジェネリック医薬品とは
何ですか

ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、新薬(先発医薬品)と同じ有効成分を使っており、品質、効き目が同等な薬のことです。特許期間を過ぎた薬の有効成分や製法は国民の財産となり、先発医薬品を開発したメーカー以外の製薬会社でもジェネリック医薬品を開発して、製造・販売ができるようになります。

また、ジェネリック医薬品と先発医薬品には、有効性について基本的に違いはなく、先発医薬品と代替可能な医薬品であることをデータに基づいて審査を行った上、厚生労働大臣が承認したものだけがジェネリック医薬品として供給されています。

*先発医薬品を開発したメーカーには、その薬を独占して販売できる特許期間が20〜25年間認められています。

※医薬品には、商品名のほかに有効成分名を示す一般名(generic name=ジェネリック ネーム)があります。一般名は、世界保健機構(WHO)に登録されている世界共通の名称です。欧米では後発医薬品の処方が一般名で行われていることが多いため、日本でもジェネリック医薬品と呼ぶようになりました。

先発医薬品とジェネリック医薬品の同じところと工夫できるところ

同じところ

【有効成分】
成分
含量※1

【治療効果】
有効性・安全性
効能・効果※2
用法用量※2
使用上の注意※2

  • ※1:原則同じですが、より使いやすい含量の製剤を作ることができます。
  • ※2:一部、異なる場合があります。

工夫できるところ

【製剤】
添加物(種類および量)
性状(色や味、におい、形、大きさなど)
剤形

例)
内服薬…錠剤やカプセルなどの薬の種類、飲みやすさ
外用薬(貼り薬など)…貼り心地、剥離紙の表示など

(薬価は、製剤ごとに異なります。)

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