T・I

何十万、何百万年分の価値を
生みだすかもしれない。

品質管理本部 富山工場品質管理統括部 QC二部
安定性試験グループ マネージャー
T・I さん 
出身都道府県/長野県
卒業学部・学科/大学院卒 人間総合科学研究科 博士後期課程
入社年/2013年4月
T・I

暮らしの中に成果が息づく。

人生は、寿命で言えば80年前後。でも何十万、何百万人の患者さんの寿命を仮に1年でも延ばすことができれば、自分の80年の人生に何十万、何百万年分の価値を生み出すことになるのではないか。そう考えて製薬会社への就職を希望しました。
日医工に注目したのは、最も多くの医薬品を、しかも日本全国の患者さんに届けられる会社だと思ったからです。実際、全国各地ほとんどの病院や薬局で、何かしら日医工の製品を採用していただいているのではないでしょうか。私自身も体調を崩して医療機関にお世話になる際、処方された薬に「日医工」と書いてあると、自分を含めて様々な患者さんが使っていることを実感できます。自分たちの仕事の成果がここにあるんだと、誇らしい気持ちになりますね。

初めての原料試験で緊張!

入社してから2019年3月まで品質管理部 原料資材試験グループに所属していました。原料・資材試験グループでは、富山工場で使う原薬(薬の原料)の受け入れ試験をおこなっています。メーカーから届いた原薬が、規格に合っているかどうかを確かめる試験ですね。この工程を経なければ、製造にまわすことはできません。1つの原薬に対して、試薬を混ぜたり沈殿や変色の具合を見たり、いろいろな試験項目があります。
配属後、初めてこの仕事をした時はかなり緊張しました。決められた量の試薬を混ぜるという単純な作業でしたし、もちろん先輩が横について見てくださっていましたが、その試験結果でGOサインが出れば実際に製造工場で使われるわけですから。もともと慎重なタイプでもあるので、「これで本当に大丈夫なのかな」と何度も思い返したことを覚えています。

T・I
T・I

依頼事項は、会って直に。

原料資材試験グループにて2016年10月にチームリーダーになってからは、試験データに問題がないかどうかを確認することがおもな仕事になりました。単純な数字の記入ミスなどはもちろんですが、それ以外に「規格内ではあるけれど、数値がギリギリ。この品質で問題はないのか?」といったこともチェックが必要です。
当時のチームには10人ほどメンバーがいましたが、仕事の指示はできるだけ会って直接するということを心がけていました。メールでのやり取りは時間の節約になるものの、文字だけで「わかりました」と返されても、それが「忙しいけど仕方ない、わかりました」という気持ちなのか「わかりました!頑張ります!」という前向きな姿勢なのかがつかみにくいですよね。顔を見て話すことで、相手の状況やコンディションをなるべく把握したいと思っています。それは、現在のグループでも続けていきたいことです。

「嚢中の錐」を心がけて。

何かあると思い出すのが「嚢中の錐(のうちゅうのきり)」という言葉。袋の中にしまっておいても先のとがった工具が突き出てしまうように、優れた人間はどこにいても頭角を現すものだという例えです。つまり優秀な人は、どんな環境にあってもいい結果を出せるもの。そう考えると、うまくいっていない時ほど環境や状況のせいにせず、自分に足りないものを突き止めて、そこを補う努力をしなければ…と思います。
例えば私は決断が遅くなって仕事がたまってしまうことがあるのですが、それは医薬品製造に対する知識や経験がまだまだ足りないから。セミナーなどに積極的に参加して、もっと知識や経験値を増やしたいですね。機会があれば、他部署の仕事も具体的に学びたいです。会社全体の流れをしっかり理解することで業務の効率を上げ、喜ばれる形で次の工程にバトンパスできるんじゃないかと思っています。

T・I
T・I

A PRIVATE DAY
プライベートな一日

映画が好きで、特にアカデミー賞受賞などの話題作をよく観ます。受賞やヒットには何らかの理由があると思うので…。映画館にも行きますが、基本的に休日は家でのんびり派。でも、テレビで見た「蟹」や「のどぐろ」の紹介番組に触発されて、魚貝類が美味しい町までドライブすることも。食べたい物や見たい風景があると、急に思い立って出かけてしまいます。