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MEDICINE KNOWLEDGE薬のことまるわかり

薬の正しい使い方や、役立つ話題をおとどけ

薬の形状と剤形

効果が発揮しやすいようにするために、薬にはいろいろな種類があります。薬はからだに入る経路によって、口から飲む内服剤、からだの外側から作用させる外用剤、そして筋肉、血管内に直接入れる注射剤の3種類に大きく分かれています。

2018.08.23

監修昭和大学薬学部 客員教授 倉田 なおみ先生

内服剤の種類と特徴について
教えてください

内服剤には錠剤、カプセル剤、散剤・顆粒剤、内服液剤・シロップ剤があります。錠剤やカプセル剤は、味の悪い薬や匂いの強い薬を飲みやすくするという利点があります。また、からだの中で成分がゆっくり出るようにすることで効果が長く続くように工夫された徐放性製剤や胃では溶けずに腸で溶けて効果を発揮する腸溶性製剤などもあります。

錠剤

成分と添加物を混合して、圧縮して固めた固形状の薬です。表面を糖分でコートした糖衣錠や薄いフィルムをコートしたフィルムコーティング錠があります。
唾液だけで服用できる口腔内崩壊錠(OD錠)は新しい剤形として普及しつつあります。

カプセル剤

ゼラチンなどで作ったカプセルに薬を充填した薬です。顆粒や粉薬などを詰めた硬いカプセル剤と液体などを詰めた軟カプセルなどがあります。

散剤・顆粒剤

散剤は粉末状、顆粒剤は粒状の薬です。むせるなどしてうまく飲めない場合には、オブラートで包むとよいでしょう。

内服液剤・シロップ剤

内服液剤は薬の成分を精製水などに溶かして作られた薬です。シロップ剤は、内服液剤に糖類や甘味料を加えて飲みやすくしたものです。
このほか飲む前に水などに溶かして使用するドライシロップがあります。内服液剤は、1瓶を1回で飲むものもありますが、何回分かの液剤が入った容器から、飲む人がスポイトなどを使って自分で1回分を量って飲むタイプのものもあります。

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