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ポリファーマシー

2019.03.26

監修昭和大学薬学部 客員教授 倉田 なおみ先生

ポリファーマシーにより、
どのような症状がでますか

ポリファーマシーは患者さんの病態や生活、環境によっても変化するため、何種類以上をポリファーマシーとするという厳密な定義はありません。しかし、いくつかの症状からポリファーマシーを疑うことができます。代表的な症状としては「ふらつき・転倒」、「認知機能低下」、「暴力・暴言」、「食欲不振」などがあります。これらの症状は一見すると加齢による影のように思われますが、ポリファーマシーによる薬物有害事象として起こる場合もあります。

例えば、薬の種類や数が変更になってすぐにこのような症状が現れる場合は、体の機能低下だけでなく、薬が影響している可能性もあります。日常生活の中で急にこのような症状が目立ってきた場合は、薬による影響を疑い、すぐに医師や薬剤師に相談することが望ましいでしょう。自分の判断で薬を飲むことをやめたり、薬の量を調整したりすると症状を悪化させる可能性がありますので、絶対に行わないようにしてください。

*薬物有害事象:薬との因果関係がはっきりしないものを含め、薬を投与された患者さんに生じる好ましくない医療上のあらゆる出来事

ポリファーマシーが疑われる主な症状

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