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ポリファーマシー

2019.03.26

監修昭和大学薬学部 客員教授 倉田 なおみ先生

自分自身でできる
ポリファーマシーの
対策には何がありますか

患者さん自身で実施可能なポリファーマシー対策としてお薬手帳の活用があります。
お薬手帳をうまく活用するためには以下の3つのポイントが重要になります。

1. お薬手帳は1冊にまとめる

お薬手帳には病院や診療所で処方された薬の名前、用法・用量・期間などのほか、アレルギー・副作用歴の有無、過去の病歴などを記録することができます。これらの情報を1冊のお薬手帳にまとめることで、複数の医療機関を受診した場合でも医師や薬剤師に正確な情報を伝えやすくなり、薬の相互作用や重複投与による健康被害を防ぐことが期待できます。

さらに詳しくお薬手帳はどのように使えばよいのでしょうか」のページへ

2. お薬手帳にメモを書き込む

薬を飲み忘れてしまったことや、薬を服用したあとに体調が悪くなったことなどを患者さん自身でお薬手帳にメモを書き込むようにするとよいでしょう。また、市販の薬を購入したり服用した場合についても、お薬手帳に記入しておくことでポリファーマシーの回避につながることがあります。お薬手帳には、副作用歴、アレルギー歴、病歴などまとめて記載できる項目もありますので、これらの情報を事前に記入しておくことも大切です。

3. かかりつけの薬剤師をつくる

かかりつけ医と同じように、何でも相談できるかかりつけの薬剤師を身近に1人持つことで、患者さんに処方されている薬のことや、患者さんの体質や体調変化などをまとめて把握してもらえるメリットがあります。薬剤師への相談は処方箋を持参しない場合でも可能です。家に余っている薬がたくさんある、薬の整理や管理で困っているときなど、いつでも薬剤師のサポートを受けることができます。また、薬剤師は医師とも連携していますので、例えば医師に聞きにくいようなことでも、薬剤師を通して健康相談を行うことができます。かかりつけ医と同じように、かかりつけ薬剤師を持ちましょう。

さらに詳しくかかりつけ薬局とは何ですか、どう利用すればよいのでしょうか」のページへ

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