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DYSPHAGIA Q&A摂食嚥下障害Q&A

監修:浜松市リハビリテーション病院 
病院長 藤島一郎

基礎知識 摂食嚥下のメカニズム

口や、のどの名称

鼻腔(びくう)と口腔(こうくう)

名称 部位の詳細
鼻腔(びくう) 鼻のなか
硬口蓋(こうこうがい) 口の天井の硬い部分
軟口蓋(なんこうがい) 口の天井の軟らかい部分。
飲食物の鼻腔への流入防止
上顎骨(じょうがくこつ) 上あごの骨
下顎骨(かがくこつ) 下あごの骨

名称 部位の詳細
舌(ぜつ) した、ベロ
分界溝(ぶんかいこう) 舌上面にあるV字型の溝。
溝の前部を舌体(口腔部)、
溝の後部を舌根(咽頭部)に分けられる
舌体(ぜったい) 味覚、舌ざわりを感じる。舌前2/3。
食物を送り込むなど、
咀嚼する上でも重要な役割をもつ。

咽頭(いんとう)

名称 部位の詳細
咽頭(いんとう) のど
舌根(ぜっこん) 舌の付け根の部分。
舌後1/3。咽頭の一部(前壁)
喉頭蓋(こうとうがい) 嚥下の瞬間、喉頭の蓋になる重要な所
喉頭蓋谷(こうとうがいこく) 舌根と喉頭蓋の間にあるくぼみ。
嚥下の際、飲食物を一旦溜める重要な場所

舌骨(ぜっこつ)

名称 部位の詳細
舌骨(ぜっこつ) 舌と喉頭の間に位置し、喉頭の挙上に重要な役割を担う
多数の嚥下筋が付着している

喉頭(こうとう)と食道

名称 部位の詳細
喉頭(こうとう) 気管の入り口
声帯(せいたい) 発声を行う器管。
同時に誤嚥防止にも役立っている
気管(きかん) 空気の通り道。
食道入口部
(しょくどうにゅうこうぶ)
食道の入り口。通常は閉じていて、
嚥下時にのみ開く。
逆流防止にも役立つ。
食道(しょくどう) 食物の通り道。

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