ケア・対処・訓練法
いつまで訓練が必要ですか、いつになったら普通に食べられますか?
嚥下障害の種類、程度、原因となっている病気や嚥下障害の経過など、患者さんは一人ひとり状況が異なります。若い人や程度の軽い人では元どおりに改善して普通食が食べられるようになり、訓練も不要となる場合もあります。しかし、重度の障害や高齢者では元どおりにまで改善せず継続的な訓練が必要な場合もあります。
訓練方法や訓練期間は、嚥下障害の種類や程度、病気や嚥下障害の経過、患者さんの全身状態など、さまざまな要因を考慮して、一人ひとりの患者さんに最適な訓練方法が提供されます。食事の形態や食べる時の姿勢なども同じです。したがって、訓練方法や訓練期間、食事の条件などについて気になることがあれば、担当の医師やスタッフに遠慮せず相談しましょう。
ただし、口腔ケアなどは嚥下の訓練になるだけでなく、肺炎の予防にもなりますので、障害がなくても続けるように心がけましょう。