ケア・対処・訓練法
のどのアイスマッサージとは?
凍らした綿棒で口蓋弓(こうがいきゅう)や舌根部(ぜっこんぶ)を押したり軽くなでたりして、嚥下反射を誘発させることを目的としたものです。
準備するもの
アイスマッサージ棒(割り箸にカット綿を巻いたもの、市販の綿棒も利用できます)
アイスマッサージ棒の作り方
1. カット綿(7×7cmくらいのもの)を割り箸(半分程度に切ったもの)に巻きつける。
2. 水を含ませ、軽くしぼって凍らせる(一度にまとめて作っておくと良いでしょう)
方法
凍った綿棒に少量の水をつけて、軟口蓋や舌根部を軽く2、3回刺激した後、すぐに空嚥下をさせる。嚥下反射は、綿棒による機械的(物理的)刺激、水の化学的刺激、氷による温度刺激の相乗作用で誘発されやすくなります。摂食訓練の前や、食間に空嚥下の練習をするときに併用します。空嚥下と併用すると効果的です。